参加プログラム
研修の目的・特色
近年、CT・MRIなどの画像診断の発展は目覚しく、放射線医学なくしては現代医学の進歩はないとまで言われている。 放射線診断・IVR科/放射線治療科では、単純X線写真、胃・大腸等の透視検査、CT検査、マンモグラフィ一、血管造影等のX線を用いた各種の検査をはじめ、MRI装置を活用して精度の高い診断を行っている。核医学検査においても通常のSPECTに加え、最近では癌診療に必須の検査である PET-CTなどの多様な検査の実施と診断を行っている。IVRでは、肝細胞癌や転移性肝癌に対し肝動脈塞栓療法や、ラジオ波焼灼療法などを行っている。また子宮筋腫の治療として最近日本でもかなり行われるようになってきた子宮動脈塞栓術や各種の出血に対する緊急止血術、中心静脈ポート留置術を行っている。他にもCTガイ ド下の生検やドレナージなども行っている。平成28年4月からIVR専門医が新たに赴任してきたため、これまで行っていたIVR以外にも多くの手技を行うようになった。また閉塞性動脈硬化症に対する血管形成術や大動脈瘤や大動脈解離に対するステントグラフト治療を循環器内科や心臓血管外科と協同しながら取り組んでいる。
放射線治療については、新病院では性能がさらに向上した当時最新型の装置を導入した。治療寝台上でCT撮影もできるため、ピンポイントでの照射が可能である。従来から行っている画像誘導放射線治療(IGRT)、定位放射線治療(SRS/SRT)、肺癌などに対する呼吸同期照射や前立腺癌等に対する治療の精度はさらに向上している。それに加えて動体追跡システムもあわせて導入され、動きのある病変部に対してもさらに高度な放射線治療が可能になった。また、平成31年4月からは常勤の治療医が着任し治療体系がさらに向上した。 このように、当院の放射線診断・IVR科/放射線治療科では、各種の画像診断とIVRに加え、新しい構器による放射線治療を行っている。
主な放射線 撮影および治療装置
放射線治療装置(リニアック)
3.0テスラ MRI
128列マルチスライスDCT
PET-CT装置
週間スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
午前診察 | 外来 | 外来 | 外来 | 外来 | 外来 |
診断/放射線治療 | 診断/放射線治療 | ||||
午後診察 | 放射線治療 | 放射線治療 | |||
午前/午後検査 | MRI・CT | 特殊撮影/MRI・CT | 消化管透視/ 特殊撮影/MRI・CT |
MRI・CT | 特殊撮影/MRI・CT |
稼働実績・診療実績
専攻医 実績件数
専攻医3年次 実績件数(2019年度)
症例数 | 目標症例数(3年間) | |
---|---|---|
X線CT | 1,263 | 600 |
MRI | 564 | 300 |
単純X-p | 171 | 400 |
血管造影・IVR | 140 | 30 |
消化管透視 | 197 | 60 |
エコー | 43 | 120 |
専攻医4年次 実績件数(2020年度)
症例数 | 目標症例数(3年間) | |
---|---|---|
X線CT | 2,024 | 600 |
MRI | 793 | 300 |
単純X-p | 192 | 400 |
血管造影・IVR | 156 | 30 |
消化管透視 | 137 | 60 |
エコー | 154 | 120 |
専攻医4年次 実績件数(2021年度)
症例数 | 目標症例数(3年間) | |
---|---|---|
X線CT | 2,117 | 600 |
MRI | 987 | 300 |
単純X-p | 1 | 400 |
血管造影・IVR | 241 | 30 |
消化管透視 | 39 | 60 |
エコー | 98 | 120 |
業績
学会・研究会・講演会
投稿論文
広報誌
つつじ(市民・患者さん向け広報誌)
- 平成28年06月発行号
「がん集学的治療センター」の特集を掲載しています。
指導医からのメッセージ
放射線診断科・IVR科 主任科部長(兼)がん集学的治療センター 放射線療法室長 中村 徹
近年、医療における画像診断やIVRの重要性がさらに増してきています。当院放射線診断・IVR科/放射線治療科では、単純X線写真、胃・大腸等の透視検査、CT検査、マンモグラフィー、血管造影等のX線を用いた各種の検査をはじめ、MRI検査や、核医学検査では通常のSPECTに加え、最近では癌診療に必須の検査であるPET-CTなどの多様な検査実施と診断を行っています。IVRでは、肝動脈塞栓療法や、ラジオ波焼灼療法、子宮動脈塞栓術や各種の出血に対する緊急止血術、中心静脈ポート留置術、CTガイド下の生検やドレナージを行っています。これらに加え、閉塞性動脈硬化症に対する血管形成術や大動脈瘤や大動脈解離に対するステントグラフト治療を循環器内科や心臓血管外科と協同しながら取り組んでいます。さらに高性能な放射線治療装置も稼働しているため、癌治療についても総合的に学ぶことができます。
当院は東播磨地区において小児科、産科の中核病院となっているため、小児科、産科を含め、広範囲な症例を経験することができますので、放射線診断専門医としての能力を養う上では、非常に適した病院だと思います。
学会認定
スタッフ紹介
(兼)がん集学的治療センター 放射線療法室長
専門分野
IVR
学会専門医・認定医
日本乳がん検診精度管理中央機構検診マンモグラフィ読影認定医
厚生労働省認定臨床研修指導医
神戸大学医学部臨床教授
医学博士
専門分野
画像診断
学会専門医・認定医
日本インターベンショナルラディオロジー学会専門医
日本乳がん検診精度管理中央機構検診マンモグラフィ読影認定医
医学博士
専門分野
画像診断
学会専門医・認定医
日本インターベンショナルラディオロジー学会専門医
日本インターベンショナルラディオロジー学会評議員
日本ステントグラフト実施基準管理委員会
腹部ステントグラフト指導医
【Gore Excluder,ENDURANTステントグラフトシステム 】
胸部ステントグラフト指導医【Zenith TX2】
厚生労働省認定臨床研修指導医
医学博士
専門分野
学会専門医・認定医
日本乳がん検診精度管理中央機構検診マンモグラフィ 読影認定医
厚生労働省認定臨床研修指導医
専門分野
学会専門医・認定医
専門分野
学会専門医・認定医
専門分野
学会専門医・認定医
専門分野
学会専門医・認定医
厚生労働省認定臨床研修指導医
医学博士
専門分野
学会専門医・認定医
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放射線診断・IVR科

放射線治療科
