従来の緩和ケア外来は、緩和ケア科の診療として存続し、院内紹介のみならず地域の医療機関からの紹介にも従来通り主診療科と併診する形で対応させていただきます。病棟では緩和ケアチームとともに入院患者に対する治療・ケアの質の向上を目指します。看取りについては、在宅・施設・病院など患者の希望に沿えるよう支援しますが、一定の割合で病院での看取りが適切である場合があります。今後そういう患者さんが増えることが予測される一方で現在の地域の緩和ケア病棟だけでは病床数に限りがあると考えられます。そこで2024年度中に小規模ながら緩和ケア病棟を開設し、当院で終末期を迎える患者に十分なケアが提供できるようにしたいと考えています。
患者・家族が十分なケアを受けられるように他の診療科や地域の医療・福祉サービス提供機関とともに力を合わせて取り組んでまいりますのでよろしくお願いいたします。