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臨床研究とは|患者さん・一般の方へ|加古川中央市民病院

臨床研究とは / 患者さん・一般の方へ

臨床研究とは、病気の原因や病態の解明、病気の診断や予防方法、新たな治療方法や治療薬、医療機器を開発など、患者さんの生活の質(QOL)の向上や健康の増進を目的に、人に対して行う医学研究です。

臨床研究のうち、治療薬、医療機器や看護ケア、生活指導、栄養指導、食事療法、作業療法などの介入を行い、その治療方法や診断方法、予防方法の効果(有効性や安全性)を調べる研究を臨床試験といいます。特に新しい医薬品や医療機器を国(厚生労働省)の承認を得て一般診療で使用(保険適応)できるように行う臨床試験のことを「治験」といいます。

当院で行われる臨床研究は、世界医師会が定めた「ヘルシンキ宣言」や「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」(令和3年年3月23日)などを遵守し、研究に参加される方の人権に配慮した上で、実施しています。 当院では、治験については治験究審査委員(IRB)を設置し、治験を除く臨床試験については、研究倫理審査委員会を設置し、事前に研究目的や計画内容を科学的な側面と倫理的側面から厳密に審査して、委員会で承認された後に研究を実施しています。

また、臨床研究を実施するためには、患者さんやボランティアの方のご理解、ご協力が必要となります。研究参加については、担当の医師から研究内容をよく聞いた上で、十分に考えてからご自身の意思で参加するかどうかを決めてください。