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在宅医療連携研修会 | 加古川中央市民病院

在宅医療連携研修会

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第5回 在宅医療連携研修会 会場開催 のお知らせ

下記のとおり、在宅医療連携研修会を開催いたします。

 開催日時 2023年 10月20日(金)18:00~19:30 (受付17:30~)
開催場所加古川中央市民病院 光(きらり)ホール
テーマ「高齢者への看護 ~”その人らしさ”を支えるために~」
講 師黄 裕子(老人看護専門看護師)
内 容困っていること、疑問などQ&A形式での研修を予定しております。
対 象2市2町訪問看護ステーション・地域包括支援センター、居宅介護支援事業所、老人保健・福祉施設、医療関係施設等に勤務されている方

(外部の申し込みフォームに移動します)

お申込みの締切日は 2023年 10月13日(金)正午 としております。
なお、当研修会の最新情報は、随時、当公式ホームページでお知らせいたします。
上記のことにつきまして、よろしくお願いいたします。

開催スケジュール

開催日テーマ講師
6月15日家族看護 永冨 宏明   家族支援専門看護師 
7月20日認知症看護寺田 美奈子  認知症看護認定看護師
8月17日緩和ケア阪井 美緒   緩和ケア認定看護師
9月21日糖尿病看護春山 裕美   糖尿病看護認定看護師
10月20日老人看護黄 裕子    老人看護専門看護師
11月15日慢性心不全看護小林 彩香   慢性心不全看護認定看護師
12月21日呼吸器疾患看護高瀬 瑠美   呼吸器疾患看護認定看護師
1月18日摂食・嚥下障害看護窪田 容子   摂食・嚥下障害看護認定看護師
3月21日皮膚・排泄ケア橋本 円
丸山 澄美   皮膚・排泄ケア認定看護師
※日程や内容、講師が急遽変更となる場合があります。

※開催の案内については、1~2ヶ月ほど前に案内させていただきます。

お問い合わせ

患者支援センター

〒675-8611 兵庫県加古川市加古川町本町439番地
加古川中央市民病院  患者支援センター
担当者:志水・橋本(知)
TEL  (079)451-8652 (直通)
FAX  (079)451-8654 (直通)

光(きらり)ホール

2021年度 研修報告

第1回在宅医療連携研修を6月17日(木)に開催しました。
今回の研修は救急看護認定看護師の平石恵子さんにより「救急看護(熱中症・脱水)」についてLiveによる講義を行いました。院外からは27名の参加がありました。
Live開催は初めての試みでしたが、参加者からは「資料を見ながら講義が受けられたので、分かりやすかった」「改めて観察の視点を確認できた」「スケールをうまく利用して対応していきたい」などの意見を頂きました。
日々の観察ポイントや受診の目安、対処方法などを学ぶことで今後の実践に活かせる研修となりました。

第2回在宅医療連携研修を7月15日(木)にWEB開催しました。
今回の研修は感染管理認定看護師の竹内久枝さんにより「新型コロナウィルス感染対策」について講義を行いました。
院外からは36名の参加がありました。
参加者からは「感染しない。感染させない。広げない。ための感染対策ということでとても勉強になった。」「在宅ではなかなか現実的にできていないこともあり、反省と今後に取り組まないといけないことの気づきになった。」「分かっているようで分かっていない事もあった。今後の訪問時の対応が明確になった。」などの意見を頂きました。
再認識や学びがあったという感想が多く、今後の実践に活かせる研修となりました。

第3回在宅医療連携研修を8月20日(金)にWEB開催しました。
今回の研修は皮膚・排泄ケア認定看護師の丸山澄美さん・橋本円さんより「褥瘡予防のちょっとしたコツ」について講義を行いました。
院外からは23名の参加がありました。
参加者からは「身近な疑問が解決できた。」「皮膚や排泄ケアのことは日頃疑問に持っていた内容だったので勉強になった。」などの意見を頂きました。
事例を通して、褥瘡予防に適したポジショニングの方法や適切なスキンケアの方法などを学ぶことで今後の実践に活かせる研修となりました。

第4回在宅医療連携研修を9月9日(木)に会場開催しました。
今回の研修は慢性心不全看護認定看護師の小林彩香さん、管理栄養士の廣瀬智晴さんより「心不全の自己管理~高齢者の生活制限について~」というテーマで、講義を行いました。
院外からは20名の参加がありました。
参加者からは「水分や塩分制限よりもフレイル改善が優先であり、栄養改善することでQOLの向上につながることが理解出来た。」などの意見をいただきました。
今回は高齢者の心不全患者の在宅での「制限」についてどのように考えていけば良いのか、実際の指導内容について学び、知識を深めることができる研修となりました。

第5回在宅医療連携研修を10月21日(木)にWEB開催しました。
今回の研修は家族支援専門看護師の永冨 宏明さん、「知って得する家族看護の考え方」というテーマで講義を行いました。
院外からは12名の参加がありました。
参加者からは「家族は患者の資源と捉えるのではなく、家族はケアの対象である…これを理論的に教えていただけたことはとても勉強になり、今まではケースにより私自身の感情や価値観で家族の見方をしていたことがあったのではないかと振り返りができ、今後のケースに活かしていくことができると思いました。」「家族システム理論、家族ストレス対処理論が非常に興味深く、そして先生の講義がとてもわかりやすかったです。」「事例と経験とが一致したので理解しやすかった。」などの意見をいただきました。
今回は家族のシステム理論を、事例を踏まえながら講義して頂き、知識を深めることができる研修となりました。

第6回在宅医療連携研修を11月18日(木)に会場開催しました。
今回の研修は摂食・嚥下障害看護認定看護師の窪田容子さん、言語聴覚士の黒田伸治さん、歯科衛生士の太田英梨さんより「誤嚥性肺炎の予防とケア~食物誤嚥に気付く・口腔ケアで防ぐ~」というテーマで講義を行いました。
院外からは13名の参加がありました。
参加者からは「基礎から改めて教えてもらい、わかりやすく、日々なんとなく感じていたことのエビデンスも得られた。」「実践にすぐ使える内容で良かった。」などのご意見をいただきました。
今回は、誤嚥=誤嚥性肺炎ではなく、健常者も夜間に唾液の誤嚥を生じていること、誤嚥を最小限にとどめ、肺炎の存在に早く気付くことが大切であるということを最初に学びました。その後、誤嚥のサイン、予防のために注意をするべきポイント、嚥下評価、口腔ケアの方法を具体的に講義していただき、知識を深めて実践に役立てることのできる研修となりました。

第7回在宅医療連携研修を12月17日(金)に会場開催しました。
今回の研修は緩和ケア認定看護師 阪井美緒さんにより「心不全の緩和ケア~看護師の役割について考えてみませんか~」についての講義を行いました。
院外からは10名の参加がありました。
参加者からは「緩和ケアの導入のタイミングを知ることができた。」「緩和ケアはがん患者のものというイメージがあったので視野が広がった。」「呼吸苦や倦怠感の緩和方法など実践ですぐに役立つ内容だった。」などの意見をいただきました。
今回の研修で、心不全の緩和ケアの特徴を学び、患者のニーズを把握した上でケアを提供することの大切さを学ぶことができ、実践に活かせる研修となりました。

第8回在宅医療連携研修会を1月20日(木)にWEB開催しました。
今回の研修は認知症看護認定看護師 寺田 美奈子さんにより「認知症の知識とケア」についての講義を行いました。
院外からは24名の参加がありました。
参加者からは「認知症の種類や段階に合わせたコミュニケーション方法、BPSDに対する具体的な関わりについて学ぶことができた。」などの意見をいただきました。
認知症症状に合わせた具体的な介入方法について学ぶことができ、実践に活かせる研修となりました。

第9回在宅医療連携研修会を3月18日(金)にWEB開催しました。
今回の研修は糖尿病認定看護師 春山裕美さんより「Withコロナ社会の糖尿病療養の変化」、管理栄養士 岡内奈穂さんより「在宅での栄養管理について」、薬剤師 浦野真弘さんより「打糖!血糖~新しい薬をメインに~」について講義を行いました。
院外から4名の参加がありました。
参加者からは「糖尿病についての最新の情報を得ることができました。」や「今後の実践に役立ちそう。」などの意見をいただきました。
コロナがどのように患者さんの生活に影響を与えているのか、食事管理の考え方、新発売された糖尿病治療薬についての知識、注意点などの具体的な介入方法を学び今後の実践に活かせる研修となりました。

2020年度 研修報告

9月10日に本年度、第1回在宅医療連携研修会を開催しました。
今回は山田恭子精神看護専門看護師から「精神症状『せん妄』~自宅にいる時からはじまっているかもしれない せん妄のサイン~」というテーマで講演を行いました。
コロナの影響もあり人数制限をしての開催となり、院外から25名の参加者がありました。
参加者からは、「せん妄の原因が原疾患にあるとは知らなかった」や「認知症とせん妄の違いが分かってよかった。」との意見がありました。せん妄のサインに早期に気づき、せん妄となる因子を減らし、加えないことが大切だということが共有できました。せん妄についての知識を深める事のできる研修となりました。


10月15日に、寺田美奈子認知症看護認定看護師より、「認知症の知識とケア」というテーマで、認知症の種類や治療薬症状に応じた関わりについての講義があり、認知症の方への関わりについて一緒に検討を行いました。院外から36名の参加がありました。
認知症についての理解を深めることができ、認知症の方へは家族や多様な専門職が連携して支援する必要性があること、認知症の方へのコミュニケーションの大切さを感じることができる研修となりました。


11月12日に「認知症患者とその家族への在宅移行支援」というテーマで事例検討を行い、院内外より25名の参加がありました。
参加者からは「病院の考えや悩みごとがわかり、在宅側からの希望が伝えられた」「同じ人を見ていてもそれぞれの場所(病院・在宅)でいろんな視点があり参考になった」等の意見を頂きました。
認知症患者とその家族の支援についてお互い意見交換ができ、地域と病院それぞれの立場での思いを共有することができた有意義な研修となりました。