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#26 糖尿病検査でわかること | 加古川中央市民病院
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院内で開催された糖尿病教室の内容をピックアップし、皆様へお届けします!

#26 糖尿病検査でわかること

糖尿病は「高血糖状態」が慢性的に続いてしまう病気。この状態が長期間続くと将来的に様々な合併症を引き起こす可能性があるため、しっかりと検査を受けて早めの対処が必要です。今回は、糖尿病に関する検査内容についてのお話です。

糖尿病の主な検査項目

血液検査症状を総合的に判断し医師によって診断されます。

健診結果をチェック!

以下に当てはまる人は医療機関を受診しましょう。

血糖値・・・空腹時血糖が126mg/dL以上または
      随時血糖が200mg/dL以上
HbA1c・・・6.5%以上

HbA1C…過去1~2ヶ月の血糖値の平均を反映する指標で、血糖値が高いほどHbA1cも高くなる。

血糖値は主に3種類に分けられます。

空腹時血糖食事から10時間以上食事をせずに測定した血糖値
随時血糖時間を決めず測定した血糖値
食後血糖食事後の血糖値

糖尿病の症状について

こんな症状がある人は要注意!

合併症について

糖尿病の怖い点は「合併症」にあります。主に「網膜症」「腎症」「神経障害」などがあり、三大合併症(細血管障害)として知られています。他にも、「脳血管疾患」や「虚血性心疾患」などの合併症もあります。

合併症についての各種検査

下記の検査は当院で行っている検査の一例であり、必要に応じて医師が判断します。

  • 心電図:不整脈などを調べる検査
  • マスター負荷心電図:運動によって心臓に負荷をかけ、心臓の虚血性疾患の有無を調べる検査
  • 血圧脈波検査(ABI/CAVI):血管の硬さや詰まり具合を調べる検査
  • 頸動脈エコー:頸動脈の血管壁の厚さや血管壁のプラークの有無、狭窄、閉塞を調べる検査
  • 心拍変動検査(CVR-R):呼吸性変動による心電図の変化から、自律神経の機能評価を行う検査
  • シェロングテスト:体位変換による血圧の変化から、自律神経の機能評価行う検査

糖尿病は、早期発見・早期治療が重要です。定期的な健康診断や人間ドックを受診し、異常を指摘された場合は医療機関を受診し適切な治療を受けるようにしましょう。

臨床検査部 高岡 欣也

私たち臨床検査技師は医師の指示のもと、血液・尿・組織など患者さんから採取した検体を分析する「検体検査」と、心電図・脳波・超音波検査(エコー)など、患者さんの体を直接検査する「生理機能検査」を行い、診断や治療に必要なデータを提供する医療技術者です。

今回は検査技師の立場から、糖尿病に関する検体検査と生理機能検査についてまとめました。検査項目で気になることがあれば、早めにかかりつけ医を受診しましょう。

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