ようこそ、加古川中央市民病院の臨床研修プログラムへ
地方独立行政法人加古川市民病院機構 理事長
加古川中央市民病院 院長
大西 祥男
加古川西市民病院と加古川東市民病院が統合し、2016年7月にオープンした加古川中央市民病院は、600床、33診療科と6つのセンターを持つ高度急性期総合病院です。数多くの症例、多くの優れた指導医による丁寧な指導を自負しています。一般救急に加えて小児救急、産科救急、循環器救急、消化器救急と専門性の高い救急疾患を数多く経験出来る点も大きな特徴です。いのちの誕生から、幼年期、少年期、青年期そして壮年期、高齢者の疾患に至るまで、人生の全ての時期に関わる急性期疾患が経験でき、また地域医療として沖縄県伊江島での離島医療も経験する中で、幅広くかつ専門性も高い全人的医療を身につけていただける研修プログラムです。現在研修医は29名で、日々忙しくまた楽しく頑張ってくれています。
加古川中央市民病院プログラムで医師としての第一歩をスタートしませんか?
病院全体で医師を育てる初期臨床研修プログラムです
プログラム 責任者 / 副院長 金田 邦彦
臨床研修期間は、医師としてのキャリアをスタートさせるとともに社会人として守るべきルールやエチケットを身につける大切な期間でもあります。 急性期総合病院である当院の研修の特徴として、市中病院であるためcommon diseaseを診察する機会が多いことがあげられます。それに加えて, 当院は33診療科という多彩な診療科を有しており、それぞれの分野における最先端の知識や技術を習得することが可能です。症例数も豊富で、熱心な指導医や専攻医のもとで様々な疾患や多くの手技を経験することができます。
研修プログラムの特徴としては、2年次は特に自由度が高く将来自分の進むべき診療科にそった研修科目の選択が可能です。また総合診療、内科、外科に関しては基幹型の新専門医制度プログラムを策定しており、臨床研修に引き続いて3年間当院を中心とした専門研修を行うことで専門医を取得することができます。
当院では、医療に直接かかわるスタッフ以外にも事務部門をはじめとして多職種で研修医の先生方を見守り、研修医の皆さんを病院全体で育てるという意識が浸透しています。研修医の皆さんを教え育てることは私たち指導医にとっても学ぶことであり、お互いが刺激しあうことでより有意義な研修がおくることができると考えております。
加古川中央市民病院で医師としての第一歩を踏み出して、将来の名医を目指してください。
Strike while the iron is hot !
副プログラム 責任者・脳神経内科 主任科部長 石原 広之
医師として社会人として歩き始める最初の臨床研修の2年間。私自身を振り返ってみても、患者さんへの向き合い方、疾病に対しての考え方・アプローチの仕方など、医師としての基本姿勢を学ぶ大切な時期であったと思います。そこで身についた考え方や手法といったものは、それからの医師人生の全てにおいて今でも影響を受けていると感じています。幸いにも、私はその時期に現在でも教えをいただいている恩師に出会うことができ、また、たくさんの先輩方、同僚、コメディカルの方々に恵まれて、充実した研修生活を送ることができたことが、今の自分を形作っていると思います。
当院では33診療科の各専門分野に計139名の指導医がおり、毎年のように院内ベストティーチャー賞を受賞されている救急科、米国の招聘教授によるカンファレンス開催など熱い指導の総合内科など、若い先生への教育に情熱を燃やす多数の名物指導医が在籍しています。「将来はあの先生のような医師になりたい!」と自分の目標にできる先輩を見つけることができると思います。医学的に豊富な知識を持ち、優れた手技を修得しているといったことだけでなく、患者に望まれるような人間的にも社会的にも優れた医師を一緒に目指していきましょう。