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特色およびメッセージ|心臓血管センター|加古川中央市民病院

特色およびメッセージ / 心臓血管センター

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循環器内科

虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、心不全や不整脈、弁膜症などの循環器疾患全般にわたり診断ならびに治療を行っています。平成13年より24時間心臓病受入れ体制を整え、急性心筋梗塞や不安定狭心症などに対して心臓カテーテル検査を行い、PTCA(カテーテル先端についた風船による血管拡張療法)、IABP(大動脈バルーンパンピング)やPCPS(経皮的心肺補助装置)などの機械的サポートも駆使し治療にあたっています。


重症心不全症例には、ASV導入や両室ペーシング等(CRTD等)の新しい治療法にも取り組んでいます。
動悸や失神・意識消失発作などの症状のある不整脈に対しては、心臓電気生理学的検査を行っています。徐脈性不整脈に対しては、恒久的ペースメーカー植え込み術を、頻脈性不整脈にはその根治を目的として最新のカルト診断システム(心臓内の電気信号の流れを3Dマッピングする装置)を導入し、カテーテルアブレーション(電気的焼灼術)を行っています。また、大動脈や末梢血管に対しても心臓血管外科と協調して、カテーテル治療やステント植え込み術を行っています。

下肢静脈瘤に対しては形成外科と協力しストリッピングやレーザー治療を行っております。心筋梗塞、狭心症、心不全、心臓手術後といった心臓病の患者さんが、低下した体力を回復し、精神的な不安を払しょくし、社会や職場に復帰し、さらに心臓病の再発を予防し、快適で質の良い生活を維持することを目的として、運動療法、患者教育、生活指導といった心臓リハビリテーションを積極的に行っています。

心臓血管外科

東播磨地域の循環器疾患を受け持つ心臓血管センターとして心臓・大血管・末梢血管領域ほぼ全ての手術を行っています。虚血性心疾患においては低侵襲性を目指して体外循環を用いない冠動脈バイパス術(OPCAB)を積極的に行っています。また僧帽弁疾患においては可及的に自己弁を形成することを目指しています。

昨年からは小開胸僧帽弁形成術(MICS)を導入し低侵襲性や美容面でのquality向上に努めています。大動脈ステントグラフト治療は120例を超え、大動脈疾患においては適応があれば緊急のステントグラフト内挿術(TEVAR / EVAR)にも対応しています。基本的に常時、緊急症例には対応する体制をとっており、近隣の病院・クリニックの先生のニーズに応えられるよう努めております。透析患者さんの心大血管手術もできる体制としています。