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手術について|がん集学的治療センター|加古川中央市民病院

手術について / がん集学的治療センター

 固形がん治療の3大治療法として、手術療法、放射線療法、化学療法があげられます。この手術療法室では、メスなどを用いた手術でがん組織を切除する治療を行います。がん細胞を取り残さないように、がん組織の周りの正常組織を含めて切除します。5大がん(胃がん、大腸がん、乳がん、肝がん、肺がん)や泌尿器がんなど、各診療科の専門医師が手術を行います。当院では13室の手術室が稼働しており、麻酔科医師をはじめ専門スタッフの管理と協力のもと、安全かつ円滑に手術が進められています。2018年度に当院で行ったがんの手術件数は年間1400件を超えており、さらに多くの手術治療ができるよう手術室の増室を予定しています。

 近年、胸腔鏡や腹腔鏡を用いた低侵襲手術の割合が増えています。当院では3D内視鏡システム2台、4K内視鏡システム1台を含む計6台の内視鏡システムが使用でき、精密で出血の少ない安全な手術が可能となっています。

 ロボット支援下手術についても、泌尿器科では前立腺がんに導入済みであり、良好な治療成績を上げています。今年度(2019年度)からは消化器外科においても直腸がんに対して、ロボット手術を開始しました。ロボット手術では拡大された3D画面上で操作ができ、多関節機能により機器の自由度が高く、人間には不可能な角度でのアプローチが可能となります。人間の操作による手ぶれを補正する機能も搭載されており、縫合操作が容易になるなどの利点もあり、さらなる治療成績の向上が期待できます。

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