当院ではベテランから中堅、若手まで様々な看護師が働いています。
日々患者さんに寄り添い、支えるその姿はまさに看護のプロフェッショナル!
加古川中央市民病院で活躍する看護師の姿をご覧ください。
妊婦さんと出産に向き合い
一緒に喜び、成長できる仕事
産科病棟・産婦人科外来/助産師
T.N
出産にはリスクがあり、すべての赤ちゃんが健康に産まれてくるわけではありません。あるお母さんは初産で双子を妊娠しましたが、残念ながら1人の胎児は死産だったのです。私はお母さんに寄り添いながらメンタルケアに力を注ぐなか、その難しさを改めて痛感しました。そんな辛い出来事を乗り越えて、再び、新しい命を宿したお母さんの元気な顔を見たときは、本当に嬉しかったですね。2回目の出産のサポートすることで、人として大きく成長できたように思います。
加古川中央市民病院の魅力
若手からベテランまでが意見を交わし、患者さんのことを真剣に考えながら、よりよいケアに取り組める、風通しがよく、チームワークのいい職場が魅力です。周産期の定期検診から分娩、退院までを支援する助産師は、幅広い知識と技術が求められます。先輩方はアセスメント力や分娩介助技術、指導力などのスキルを身につけ、日々スキルアップを目指す意欲的な人ばかりです。そんな環境の中で刺激を受けながら多くを学び、一人ひとりに合った支援ができる助産師を目指しています。
患者さんの人生に寄り添い
心のサポートができる喜び
9階西病棟(呼吸器内科・呼吸器外科・歯科口腔外科)副師長/呼吸認定療法士
C.A
その患者さんは、手術で一命は取りとめたものの、人生のすべてをかけてきた仕事を失い、「自分は死んだも同然」と途方に暮れていたのです。私は毎日のように患者さんの話をじっくりと聞き、頷くばかりでしたが、退院の際に「話すことで心の整理ができ、新しい道を見つけました。私の心を生き返らせてくれたのはあなたです」と声をかけていただきました。治療をして命を救うのは医師ですが、精神を支えるのは看護師です。このとき、患者さんに寄り添い、”傾聴”する大切さを改めて実感しました。
加古川中央市民病院の魅力
1年目に配属された消化器外科は、医師とスタッフとの一体感があり、何もわからない私もできることを率先して行い、楽しく働くことができました。ストーマの資格取得をはじめ、新しいことにも積極的に取り組み、自分にとって”看護師は天職”であることを気づかせてくれたのです。現在、育児と両立しながら呼吸認定療法士の資格を取得し、専門性を高めていけるのは、新人や若手をきめ細かくサポートする職場のスタッフたち、そして教育制度や福利厚生が充実しているおかげだと感謝しています。
家族の不安に寄り添いながら
医師との連携で尊い命を守る
HCU2
K.T
私はHCU2で新生児・小児を担当することが多いのですが、成人とは対処の仕方が異なり、病状をうまく話せない患者さんもいるため、看護の難しさを実感しています。また、ご家族の動揺や衝撃は大きく、現状を受け入れられないことも少なくありません。私は病状をわかりやすく説明したり、気持ちに寄り添いながら心の整理のお手伝いをし、冷静に判断できるように支援を行っています。看護師に求められることは多いですが、病状が良くなり、一般病棟に移るときに感謝の言葉をいただくと励みになります。
加古川中央市民病院の魅力
多くの診療科を持つ急性期の総合病院では、幅広い知識や高度な技術が必要です。そのための教育制度が充実し、院内で医師や専門スタッフによる研修や勉強会をはじめ、学会や研修などにも法人負担で参加でき、最先端の技術や情報を習得できます。また、様々なポジションで自分の力を発揮し、患者さんや病院のために貢献できることも大きな魅力です。私はチームのリーダーとしての役割を担っていますが、スタッフを動かして現場をまとめ、課題や目標をクリアしたときに達成感を覚えます。
重症患者さんの命をつなぎ
円滑に生活できるように支援
ICU
O.N
昨日まで一緒に夕飯を囲んでいた家族が、突然倒れて生命の危機に遭遇する。急な状況についていけないご家族の精神的なケアは、看護師の重要な役割のひとつです。また、病状が回復してからのリハビリは、激しい痛みや苦痛を伴う場合があります。そんなときに患者さんの生活の背景を知り、「お孫さんが待っていますよ」「退院したら好きな趣味を楽しんでください」と励まし、やる気を引き出していきます。長期的にサポートを続け、歩けるようになった瞬間は、自分のことのようの嬉しくなりますね。
加古川中央市民病院の魅力
将来について悩むことがあると思いますが、当院には多くの診療科があるので、実際に経験しながら自分に合ったキャリアを見つけることができます。また、教育体制が充実している点も魅力です。ICUに配属される前日、私は眠れないほど不安を感じましたが、職場は穏やかで優しい先輩ばかり。慣れないうちは、すぐ近くで先輩が見守ってくれたので、安心して働くことができました。また、専門・認定看護師が行う勉強会に参加したり、他部門の先輩方との関わりながら成長できる機会が豊富にあります。
不安を抱える患者さんの
笑顔を見たときがやりがい
手術室
T.S
「全身麻酔をかけて、本当に目が覚めるの?」。患者さんにとって手術は、未知の世界であり、多くの不安や心配な気持ちを抱えています。私たちの役割は、患者さんの思いに共感し、一人ひとりに合った説明の仕方や声かけを行いながら医師をサポートすること。不安が大きかった患者さんが、術後に安心した表情を見せたり、「わかりやすく説明してくれてありがとう」と感謝されたときに、この仕事への誇りとやりがいを実感します。これからも「患者さん第一」を心がけ、取り組んでいきたいと思います。
加古川中央市民病院の魅力
私はキャリアアップを目的に当院に転職しました。地域の中核を担う総合病院では、外科や心臓血管外科、産婦人科をはじめ、幅広い診療科の手術を経験できることが魅力です。今後は、認定資格の取得支援や様々な研修制度を活用して専門性を高め、自分の武器となる強みを見つけたいと考えています。また、当院は2つの病院の統合により、2016年に開設された新しい病院です。若手からベテランまでが意見を出し合い、自分たちの手で病院を創り上げていこうという風土があり、常に刺激を受けています。
医師と患者さんの間に立ち
双方をつなぐ架け橋に
ICU
M.S
主に循環器内科・心臓血管外科、小児心臓血管外科の患者さんが入院するICUに勤務しています。重症患者さん、手術後の集中治療を必要とする患者さんばかりの部署なので常に緊張感はありますが、アセスメントした内容を医師に伝え、相談したことが実際の治療につながるときや、急性期の現場で医師と家族の間を取り持つ存在として機能できた時、さらには、ご本人やご家族の思いに寄り添い、納得のいく治療方針の決定支援をできた時にやりがいを感じます。
加古川中央市民病院の魅力
教育がしっかりしていて、2年目・3年目でも一人のスタッフとして頼られる存在になれるところだと感じます。私自身も今年度初めて新人教育担当という立場になり、病棟内の教育に携わっています。新人はじめ若い世代の看護師が、勉強や経験したことを看護に繋げられ、やりがいを感じたり楽しさを見いだせるようなサポートをしていきたいです。大きな病院で大変そうと思うかもしれませんが、相談したり助けてくれる同期や先輩が必ずいます。一緒に頑張りましょう。
赤ちゃんとお母さん、
それぞれの成長を見守るのが使命
NICU
K.A
低出生体重児などの赤ちゃんを産んだお母さんは、ほとんどの方が自分を責めます。しかし、そんな辛い気持ちのままでは育児をしていくことはできません。気持ちを切り替えてもらうため、赤ちゃんがお母さんを必要としていることを伝え、我が子を可愛いと思う気持ちを育むのも私たちの仕事です。かつて500gで生まれた赤ちゃんが小学生になったと会いにきてくれたお母さんがいて、とても嬉しかったです。「算数が苦手で」と言いながら「贅沢ですよね」と微笑むお母さんを見て、あの時、一緒に頑張って本当によかったと思いました。
加古川中央市民病院の魅力
NICUにいる赤ちゃんは生死の瀬戸際にいる子ばかりで、助かる子も亡くなる子もいます。いずれの場合も両親が「なぜ生まれてきたのか」と後悔しないよう、心のケアをするのも看護師の役割です。しかしいくら仕事とはいえ、ターミナルケアを経験した看護師は様々な思いに苛まれます。あの対応でよかったのか、もっとできたことがあったんじゃないかと悩みます。私は副師長として、そんな看護師の気持ちにも寄り添いたいと思っています。みんながもっと働きやすい職場をつくること、これが私の目標です。
どの診療科の手術にも
対応できる看護師に
手術部
F.M
手術室に配属され、最初は戸惑うこともありました。しかし現在は器械出し、外回りにも対応できるようになり、手術室での看護に面白さを感じています。やりがいを感じるのは医師からスムーズな器械出しを褒められたときや、術後訪問の際に患者さんから「ありがとう」という感謝の言葉を掛けてもらったときです。最近では難しいとされる心臓血管外科の手術にも入り始めたので、対応できるようになるのが目下の目標です。
加古川中央市民病院の魅力
教育制度が整っているところです。実習でもなかなか触れない手術室に配属されましたが、プリセプターさんと共に少しずつ慣れていくことができました。忙しい日々の中でも学ぶことが多く、やりがいを感じられる職場です。また手術室の仕事とプライベートとのバランスを取りやすい部署だと思います。ぜひ手術室で一緒に働きましょう!
患者さんの命を救うのは、
冷静な判断と迅速な処置
救急外来
S.T
以前、急性心筋梗塞が疑われる患者さんのもとにドクターカーで駆け付けたことがありました。胸痛を訴えていた患者さんは到着時には心停止し、極度のショック状態に陥っていました。すぐに心電図や採血、点滴などの準備を始め、迅速に処置を行いました。この時は幸い一命をとりとめましたが、1分1秒を争う現場では瞬時の判断が不可欠です。車に乗り込む前から今ある情報で考えうるすべての状況を想定し、速やかに行動しなければなりません。重い責任を感じる一方、患者さんの命を救えた時、私は大きなやりがいを感じています。
加古川中央市民病院の魅力
経験豊富な看護師が多く、切磋琢磨できるのが当院の魅力だと思います。すべてが認められるわけではないですが、私のようになりたい看護師像に向かって自らキャリアをデザインすることも可能です。今、さらなる将来像を思い描いていて、これまで以上に幅広い経験を積み、様々な対応ができる看護師へと成長したいと考えているところです。でも、専門性の追求も必要か…なんて思いもよぎり、試行錯誤しています。こんな風に自分の可能性を模索できるのも加古川中央市民病院の魅力でしょうね。
多職種連携の核となり、
患者さんを支援する喜び
循環器内科、心臓血管外科、形成外科
T.E
入職以来、形成外科・循環器内科・心臓血管外科の混合病棟に勤務しています。やりがいを感じるのは、多職種連携によりチームで患者さんに貢献できた時です。医師や医療ソーシャルワーカー、薬剤師などと一体になってカンファレンスを行い、どうすれば再発を防げるか、今後の生活をどうサポートするかを考え、より良い状態で退院していただけた時に喜びを感じます。 また今後は副師長として学んだ事をチームや部署に還元し、共に成長し、働きやすい環境づくりを目指していきたいです。
加古川中央市民病院の魅力
学びたいことをサポートしてくれます。教育システムが整っているので就職してからも学べる環境です。私自身も勉強会や研修、日々の経験を積み重ね広い視野で考えて患者さんと関わっていける看護師を目指していきたいです。命を守る責任感もあり大変ですが、大変な時に支えてくれる同僚や上司がいるので働きやすい環境です。オフを有意義に過ごせるよう、勤務調整もしてもらえるので、メリハリのある日々が過ごせます。
出産後のお母さんが
笑顔で退院できるよう支援したい
産科
T.C
不妊治療に取り組む妊婦さんの出産を取り上げたことが印象に残っています。実はその方は2回目の妊娠でしたが、最初の妊娠は残念ながら死産でした。あきらめかけていた時にこの妊娠がわかり、偶然担当したのが私でした。切迫早産で夜中に駆け込んでこられた時は胎児の心拍数が低下しており、すぐに帝王切開となりました。ひと段落してお声がけすると、「あなたがいてくれてよかった。安心した」と言っていただくことができました。高齢出産ということもあり不安も多い方でしたが、その支えになれたことがとても嬉しかったことを覚えています。
加古川中央市民病院の魅力
アドバンス助産師の資格を取得したので、今後はそれを生かして院内助産・助産外来で専門性を発揮したいと思っています。目指しているのは、患者さんが不安なく妊娠生活を送れ、スムーズに育児を行えるような保健指導の充実です。例えば、外来では母乳育児の推進や妊娠糖尿病の危険性をお話したり、病棟では出産準備や生活の注意点、早産のリスクなどをわかりやすく説明したり、すべての妊婦さんが安心して出産できる支援を行いたい。また、後進の育成にも力を注ぎ、頼りになる助産師を数多く輩出したいと思っています。