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がん集学的治療センター


5つの柱でがんの治療とサポートを強化いたします

 1980年代以降、日本人の死亡原因の第1位は悪性新生物(いわゆる癌)で、2人に1人が「がん」に罹るといわれています。その一方、効果的な治療法や新しい薬などが開発され「がん」は不治の病で亡くなりつつあります。
 がんに対する治療は、大きく外科的治療、薬物(化学)療法、放射線療法の3つに分けることができます。一般的には転移がなく治療すべきターゲットが限られている場合には手術や放射線治療が行われますし、全身に広がっている病変や血液疾患の場合は薬物療法が主体になります。それぞれの治療法単独では効果に限界があるため、最近では2種類あるいは3種類の治療方法を組み合わせて治療効果を高める試みが広くなされています。この方法は集学的治療とよばれ、がん治療における主流となりつつあります。また、癌に対する直接の治療とは異なりますが、癌になった患者さんに対して精神的あるいは肉体的な苦痛を取り除くために緩和医療が積極的に行われるようになりました。
 がん集学的治療センターは、新病院開院時から当院の5大センターの一つとして手術療法室、薬物療法室、放射線療法室、緩和ケア室、がん相談支援室を5つの柱として癌の治療にあたっています。治療の選択に迷う症例では、関連する診療科の医師、薬剤師、がん専門看護師、リハビリ部門のメンバーが参加して症例ごとに最善の治療法を決定すべくキャンサーボードとよばれる検討会を行っております。さらに当院受診の有無にかかわらずだれでも無料で利用できるがんの相談窓口としてがん相談支援室を整備するとともにがん患者さん同士が思いを共有し悩みが解消できるようにがんサロンを定期的に開催して、がんに悩む地域住民が少しでも減るように体制を強化しております。
 当院は兵庫県指定のがん診療連携拠点病院ですので、がん集学的治療センターが中心となってがん治療に対する講習会や地域の医療機関と連携した研究会を行うことで東播磨地域の癌治療の中核として治療成績の向上に努めたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

             加古川市民病院機構 理事
             加古川中央市民病院 副院長・がん集学的治療センター長   金田 邦彦






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