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がん集学的治療センター


患者に寄り添った質の高いがん治療を目指します

 がん集学的治療センターは、増加の一途である悪性疾患症例に対してcureとcareの両面から支えていく体制をとります。治療に関してはがん治療の3本の柱である外科治療、放射線治療、薬物療法の各部門にそれぞれ責任者を配置しました。
 癌に対する集学的治療の目的は、手術療法、化学療法および放射線療法を組み合わせて治療成績を向上させることにあります。現在、消化器癌はもとより肺癌、泌尿器癌、婦人科癌などに対して集学的治療が行われ、
良好な治療成績を上げています。
 当センターでは、それぞれのがん腫に対して、外科医、放射線治療医、腫瘍内科医が連携して、当センターとして一貫した治療方針を決める体制をとることにしております。
 さらにがん患者さんの不安や苦痛を和らげるために緩和ケア部門を設けて、治療の早い段階から積極的にかかわってサポートする体制を整えました。
 当センターでは、地域にお住まいのがん患者の方々がそれまでの生活を維持しながら安心して治療を継続することができるように、診断から治療・緩和ケアまで一貫した質の高い癌医療を提供し、地域のがん診療に貢献して行きたいと考えております。



特色およびメッセージ

現在、日本では癌患者数が急速に増加しています。国民の2人に1人が癌に罹患し、3人に1人が癌で死亡しています。癌治療においては、手術・放射線治療・化学療法の三本柱を中心に多岐にわたる治療法があり、近年ではさらに高度化そして複雑化してきています。当院では平成21年1月から放射線治療装置が稼働を開始し、癌治療における三本柱が整いました。そして、これらの治療を実施すると同時に、以前より癌診断の中核である病理部門、画像診断部門を擁し、各臓器のがん専門医による高度な癌医療、質の高い集学的医療、チーム医療を実施すべく努力してきました。
平成24年1月に当院に「がん集学的治療センター」が設立されました。急激に増加するがん患者が、生活している地域でそれまでの生活を維持しながら治療を継続することができるように、診断から治療・緩和ケアまで一貫した治療ができるセンターを目指しています。
今後も、当センターが中心となってさらに機能を充実し、レベルアップすることにより地域における癌診療に貢献していきたいと考えています。


手術部門 ~固形がん・外科手術について~

癌に対する集学的治療の目的は、手術単独では治療成績に限界があるため、化学療法や放射線療法を組み合わせて治療成績を向上させることにあります。現在、私の担当する消化器癌はもとより、肺癌、泌尿器癌、婦人科癌などに対して集学的治療が行われ良好な治療成績を上げています。
当センターでは、それぞれのがん腫に対して、外科医、放射線治療医、腫瘍内科医が連携して、当センターとして一貫した治療方針を決める体制をとることにしております。



放射線治療部門

放射線治療は、全身のあらゆる悪性腫瘍が治療の対象で、根治的な治療から緩和治療まで多岐にわたります。患者さん毎に、各診療科の主治医の先生やメディカルスタッフと連携を取りながら治療に当たっています。また当院の放射線治療部門には、全国でもまだ数の少ない、がん放射線療法看護認定看護師や医学物理士が在籍しているのも一つの特徴です。認定看護師による専門的な看護ケアの提供や、医学物理士による安全かつ高品質な放射線治療の提供が可能となっています。新病院では最新型の放射線治療装置を用いて、患者様やご家族が満足できる安心かつ安全な治療にスタッフ一同努めてまいります。



化学療法部門 ~血液がんについて~

「あなたにとって大切なものは何ですか?」治療目標は、患者さんそれぞれで異なります。化学療法は、その目標を叶える手段の一つです。主治医(専門医)により最善の抗がん薬が選択された後、全ての医療スタッフが一丸となって、治療の継続と安心を支えます。設備の整った新しい通院治療室での治療は、質の高い外来化学療法を行いながら、満足のいく社会生活を送ることも可能であり、近年主流となっている治療スタイルです。また腫瘍・血液内科では、根治を目指す重い血液がんの患者さんに対して、血縁者間の同種造血幹細胞移植も行っています。ぜひ、当院での治療を体験してみて下さい。



緩和ケア部門

緩和ケアとは?

「緩和ケア」という言葉を聞くとどのようなことを想像しますか?「最後の手段?」「治療ができなくなった人が受ける医療?」などを連想されていませんか?  体の辛さ、気持ちの辛さを我慢しなくてはいけないと思っていませんか?  
緩和ケアとは、がんや命にかかわる病を抱える患者さん、ご家族に対して、病気が分かった時から、痛み、だるさ、息苦しさ、不安、気分の落ち込み、イライラなどのこころの問題、日常生活への不安や、生きる意味など様々な問題による辛さを和らげるためのケアです。様々な辛さを和らげることで、日常生活への支障を最小限にし、病気と付き合いながら療養生活を送るための治療です。

緩和ケアはいつから受けるもの?

緩和ケアは、治すための治療ができなくなってから始めるものではありません。緩和ケアとは、治すための治療と並行して行われる治療です。身体や心などのつらさが大きいと、体力を消耗することにより、治療を続けることが難しくなります。そのため、命にかかわる疾患と診断されたときから、「つらさをやわらげる=緩和ケア」を始めることが大切です。また、早い段階から緩和ケアを受けた場合、生活の質(QOL)が改善され、予後にも良い影響があるという調査報告もあります。


緩和ケアチーム

緩和ケアチームは、病気がわかったその時から“あなたがあなたらしく”生活が続けていけるよう、患者さんとご家族をサポートします。主治医や看護師とともに患者さんやご家族の辛さが軽減できるよう一緒に考えていきます。緩和ケアチームは、からだの担当医師、こころの担当医師、看護師、薬剤師、作業療法士、管理栄養士など様々な職種で構成されています。

 

緩和ケアを受けるには?

入院中の緩和ケア

体や心の痛みが続く時には、緩和ケアチームが主治医、病棟スタッフ、ソーシャルワーカーと共に、患者様とご家族が病気に向き合いながら療養生活が送れるようにお手伝いします。

<対象> がんなどの病気に伴う体や心の辛い症状がある患者様、ご家族
<サポート内容> *症状緩和(痛み、体の怠さ、腹部のはり、吐き気、食欲不振、不安など)
                        *在宅療養、療養型病院、緩和ケア病棟の調整 *療養生活、在宅介護 など
<ご依頼方法> 緩和ケアチームのサポートをご希望される場合には、主治医や病棟看護師へお声掛けください。 


 

通院中の緩和ケア(緩和ケア外来)

通院中の患者様に対して、緩和ケアチームが行う外来です。緩和ケア外来では、がんなどによる病気に伴う辛さをやわらげるお手伝いをしています。

<対象> 当院に診療を受けている診療科をお持ちの患者様、ご家族
<主な診療内容>
●症状緩和(痛み、体の怠さ、腹部のはり、吐き気、呼吸困難など)
●患者様やご家族の心の辛さへの対応
●入院中に緩和ケアチームが介入しており、継続診療
●緩和ケア、緩和ケア病棟に関する相談   など
<外来受診を希望する場合>  緩和ケア外来を受診するには、主診療科(診療を受けている診療科)が必要となります。緩和ケア外来の受診を希望する場合には、主治医へ受診希望をお伝えください。 *

*当院には、緩和ケア病棟はありません。必要に応じて他院の緩和ケア病棟や、在宅医(往診医)と連携し、継続して緩和ケアが受けられるよう支援します。



緩和ケアチームからのメッセージ

近代ホスピス運動の先駆者であるシシリーソンダースの言葉にこんな言葉があります。

「あなたはあなたのままで大切です。あなたの人生の最後の瞬間まで大切な人です。ですから、私達はあなたが安らかに死を迎えられるだけではなく、最後まで生きられるように最善を尽くします。」

 当院の緩和ケアチームでは、一人一人の患者さんとご家族と真摯に向き合い、体の辛さだけでなく、心の辛さなども軽減できるように努めます。疾患により様々なことを我慢せず続けられるよう、これまでと同様に生活が送れることを目標にお手伝いします。

 


がん相談支援室のご案内

 当院では、がんでお悩みの患者さんやご家族の方が安心してご相談いただける窓口として「がん相談支援室」を設置しております。

 がん相談支援室では、がんに関する不安や悩み、誰にも打ち明けられない気持ち、病気に対する疑問など、さまざまなご相談をお受けしています。どこに相談したらよいかわからないとき、療養上の支援が必要なときなど、お気軽にご相談ください。看護師や社会福祉士などの専門スタッフが患者さんと一緒に不安や悩みについて考えます。

 なお、相談内容は患者さんの許可なく医療者に伝えることはありません。秘密厳守でご相談に応じますので安心してご利用ください。

ご相談内容

例えば、こんな時にご相談ください

ご相談方法

対象 がんの患者さん・ご家族など
当院の患者さんやご家族はもちろん、当院かかりつけでない方もご利用いただけます。
受付時間 平日:8時45分~17時
相談時間 電話でのご相談は、約10分程度かかります。
対面でのご相談は、約30分程度かかります。
相談料 無料でご利用いただけます

○ 当日実際に空いているかどうかはお電話頂けると確実です。

直接お越しいただく場合

 1階正面玄関から入って左手にある、患者相談窓口で受付ください。
 がん相談支援室の利用状況によっては、日を改めて予約が必要な場合があります。ご了承ください。

電話でご連絡いただく場合

 お問い合わせ先:079-451-5500(代表) 担当者にお繋ぎします

場所

がんサロンについて


 当院では2017年7月より、がん患者さんやそのご家族を対象に『がんサロン』を開催しています。 がんサロンとは、同じ体験をしている仲間同士で不安や悩みについて話し合ったり、副作用への対応や食事の工夫など経験を共有し合ったりすることで、安らぐための場所です。 当院のがんサロンは、がんに関する勉強会と患者・家族の交流会の2部構成となっており、毎月第3火曜日の14時から15時30分に開催しています。愚痴でもよいので 、ほっと一息つきに来てみませんか?

がんについての各種情報(リンク集)

各種がんに関する解説、診断・治療法、がんに関する用語についてのリンク集です。

 ● がん情報サービス

 ● 兵庫県がん診療連携拠点病院

 ● ひょうごがん患者連絡会(患者会情報)

 ● 兵庫県がんサロン

 ● がん制度ドック
    がんと診断された方の公的・民間医療保険制度を検索できるサイトです

 ● 意思決定の進め方